<ガラスのりんご8>
サイズ:
- 高さ 約7cm
- 横幅(一番ふくらんでいる箇所) 約7cm
ガラス作家・宮澤京子さんに作っていただいた「ガラスのりんご」です。
やわらかくおだやかな色彩は、ガラスの艶をまとって一層輝きを増します。
大き過ぎず小さ過ぎず。
手のひらにコロンとのるたなごころ感を大切に制作していただきました。
以前、安曇野アートヒルズミュージアムで制作販売していたものよりも、一回りほど大きくなります。
前職の安曇野アートヒルズミュージアムでガラスを扱って15年。
吹きガラス工房で活動を行うガラス作家さん達の制作を間近に拝見することができたのは、本当に貴重な経験でした。
1200度でガラスを熔かす窯からは扉の開閉のたびに熱風が吹き出し、工房内は暑くまして手元でそのガラスを扱う時、周辺の空気まで温度が上がるのです。彼らがガラスという素材と真剣に向き合う姿、その目を見るにつけ、いつも背すじが伸びる思いでした。
宮澤京子さんとは前職での長いお付き合いになりますが、本当に変わらない人です。
ぶれない心があるようで(あるのですが)、ふんわりと揺れる花のようにおだやかで、でも根っこはしっかりと張っている、そんな感じの方だと私は思っています。
モノが生み出されるまでの間には作り手の心があり、そこに至るまでの時間があり、そういう膨大な心と時間があって作品は生み出されるのだと、作品を手にするたびに思います。
宮澤京子さんのガラス作品は、優しい色合いと透明感にガラスならではの艶が加わった、おだやかな佇まいが本当に素敵です。